プラセンタ -Placenta-

現代ほど科学技術の進歩が著しい時代はありません。医学の分野では、新しい治療法や医薬品が続々と登場し、 現代医学が「万能の医学」となる日も遠くないと考えられた時代もありました。

ところが、現代医学でも治せない難治の病気が数多くあるのです。更年期障害・C型肝炎・アトピー性皮膚炎・ぜんそく・めまい・耳鳴りなどのように、治療の決め手のない病気がまだ山積みになっています。
そんな時代だからこそ、難治の病気を見事に改善に導く救世主として、「プラセンタ」の薬効に大きな期待が寄せられているのかもしれません。

プラセンタとは、哺乳動物の「胎盤」を指す言葉で、一般に人間やブタの胎盤から抽出されたエキスのこともプラセンタと呼ばれます。ちなみに、人間の胎盤エキスは注射薬、ブタの胎盤エキスは内服薬や健康食品、化粧品に利用されています。

胎児が母親の体内にいる間、胎盤は、胎児と母親とを結んで胎児の生命を維持し、その成長を促すという極めて重要な働きを担っています。
わずか10ヵ月でたった1個の受精卵を約3キロの赤ん坊に育て上げることができるのは、胎児の発育に必要なあらゆる栄養と豊富な生理活性物質(体の働きを活発にする物質)が、胎盤に含まれているからにほかなりません。
そのことからもわかるように、プラセンタは薬効の宝庫なのです。

<胎盤に含まれる主な栄養素>

アミノ酸
アラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、スレオニン、バリン、リジン、ロイシンなど
活性ペプチド
薬理活性の中心である活性ペプチドが数多く確認されている
タンパク質
アルブミン、グロブリンなど
脂質・脂肪酸
コレステロール、パルミテン酸、ホスファチジン酸、ホスファーチジールエタノールアミン、ラウリン酸など
糖質
ガラクトース、グルコース、ショ糖など
ムコ多糖体
ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸など
ビタミン
ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシンなど
ミネラル
亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、ナトリウム、マグネシウム、リンなど
核酸
DNA、RNA、及び代謝産物
酵素
アデノシン三リン酸、アルカリホスファターゼ、酸性ホスファターゼ、ヒアルロニターゼなど、他100種類程度

効能と副作用について

プラセンタは基本的に副作用がほとんど無い言われており、製品加工されたものは蛋白質(アミノ酸も含む)製剤として認可されています。しかし次の方が摂取された場合はカユミや発作といった異種蛋白質による一過性の拒絶反応が出る可能性が少なからず存在します。

・アレルギー体質の方や極端に体力の低下している方
※拒絶反応が出る場合は摂取量を半分に減らしたりして経過を見ます。

効能 副作用
・主な作用
細胞の活性化
創傷治癒促進作用
抗疲労作用
肝細胞再生作用
活性酸素除去作用
・一時的な副作用
注射した箇所のかゆみ、生理が早まる、生理時の出血量が多くなる、便が柔らかくなる等
※いずれも時間が経ったり、継続服用の内に正常に戻る事が多くあります。
具体的には・・・
・以下の改善効果
シワ、しみ、肌のツヤ、美白、血行、育毛、発毛、免疫力、抗アレルギー作用、鎮痛、疲労回復、風邪にかかりにくくなる。
・アレルギー体質や極端に体力の低下している方に起こりうる拒絶反応
発疹、発疹による呼吸困難、ショック症状、過敏症、嘔吐、めまいなど
・以下の症状緩和
生理不順、冷え症、肩こり、二日酔い、冷え性、高脂血症、肝機能障害、更年期障害、不眠、うつ病、アトピー性皮膚炎、歯肉炎、胃潰瘍、円形脱毛症、リウマチ、膠原病、ベーチェット病、腰痛、抗がん剤治療の副作用緩和
等があります。

摂取方法

プラセンタの摂取方法としては、一般的に塗り・飲み・注射(点滴含む)の3種類より行う事が可能で、注射が一番効果があります。しかし、様々なケースに合わせて摂取方法を選択する事が望ましいため、まずはご相談下さい。